Lesson6 テークバック(前編)
(前回のあらすじ)
アドレスに入る前に、どんなボールをどこに打ち出したいかを明確にすることが大事。しっかりと20~30cm前の目標を見つけ、その地点に向かってアドレスに入るルーティンを身につけよう。
Lesson6 テークバック(前編)
二等辺三角形を崩さない
テークバックは、アドレスをしてからの初動になる重要な部分です。
ご自身で撮影された写真と見比べながら、正しいテークバックの位置を確認してください。
まずは手が腰の位置に達するまでのレッスンです。
すでにこの位置で間違ってしまうと、後々のスイング自体がおかしくなってしまうので、写真の位置にクラブや体の向きが収まっているか、十分に確認してください。
前回のレッスンで作ったアドレスの形から、クラブを後方に引いていきます。
重要なのが、両手と肩との二等辺三角形を崩さずに腰までまっすぐ引くことです。
この時、ゴルフスイングのスイング軸は背骨にあるので、二等辺三角形の底辺は背中(肩甲骨)になります。その点を強く意識してゆっくり始動してください。速いリズムで動かすと、手だけが先に動いたり、間違った位置にクラブが上がったりするので、ゆっくり・まっすぐ・底辺(肩甲骨)を感じながら始動することが大切です。
前からの画像でも確認してください。
ご自身のスイング初動写真と比べて、
- クラブが写真通りの位置に上がっているか?
- フェースの向きはあっている?
- 二等辺三角形は崩れていないか?
最初にも言ったことですが、初動の段階でずれてしまうと後々のスイング自体が崩れてしまうので、これらを十分にチェックしてください。
最後に手が腰の位置に来るまでまっすぐ引く意識を続けると、下の写真の位置にクラブがきます。この位置まで二等辺三角形を崩さないのが理想です。
シャフトの向きは目標方向、フェースの向きは真横よりもやや下を向きます。
腰までまっすぐ引くと、「これ以上はまっすぐ引けない」というポイントがきますので、それまではまっすぐ引くことがポイントです。
ただ腰までまっすぐ引くといっても、両脇が離れなければ、当然飛球線方向よりインサイド(内側)にクラブヘッドが動いてきます。まっすぐと言って両腕を脇から離さないように注意してください。
そこからは自然と肘をたたむようにすれば、自然と脇が閉まったトップまでもっていくことが出来ます。ここからは後編で説明していきます。
アドレスの初動は、きれいなスイングを作る上でとても大切なことです。ご自身で撮影された画像と見比べて、正しい初動を身につけてください。
まとめ
- 両手と肩との二等辺三角形を崩さずに腰までまっすぐ引くこと。
- 二等辺三角形の底辺は背中(肩甲骨)。
- ゆっくり・まっすぐ・底辺(肩甲骨)を感じながら始動すること。
- 「これ以上はまっすぐ引けない」というポイントまではまっすぐ引くことがポイント。