長さを考える
今日は「クラブの長さ」について考えたいと思います。
「長さ」が一番影響するのは、やはり ドライバー。
市販品で、長いのは46.5インチクラスがあるかと思えば
短いのは43.5インチなんてものもある。
その差は 46.5 - 43.5 = 3インチ(約7センチ)
フェアウェイやアイアンなどでは、1番手につき0.5インチ変わるので
なんと6番手も違う。
長さが異なると当然メリット・デメリットがある。
●シャフトが長いクラブだと
・メリット・・・ ヘッドスピードが上がる = 飛ぶ
スピンが増える = ボールが上がりやすい
ゆったり振れる = リズムよく振れる
・デメリット・・・ミート率が落ちる = 飛距離のばらつきがある
球がつかまりにくい = スライスしやすい
シャフトがやわらかく感じる = タイミングがとりづらい
大まかにいうとこんな感じですかね。
当然シャフトが短いと、上記のメリットデメリットが逆になります。
一体私にはどっちの方がいいのだろう?
個人的には
1. まず短いドライバーで慣れる
2. ある程度ミート率がよくなったら通常の長さ(45.5インチくらい)にする
3. もっと上手になったら、また短いドライバーに変える
4. スイングが安定したら、通常の長さに戻す
こんな流れがいいのではないかと思います。
ゴルフにとって「飛距離」は永遠の魅力。
でもそれ以上に重要なのは「スコア」。
はじめて100を切ったときのドライバーはどうでしたか?
「OBが一つもなかったから100を切れた!」
よく聞く話です。
だから100を切るためには、本当は短尺ドライバーをおすすめしたい。
だってミート率が格段にあがるから、曲がりも少ない。
2打目を木の中などややこしいところから打たなくてもいいので、スコアもまとまる。
当店の短尺ドライバー
ラルージュHT2 短尺ドライバー
FLIT-BOX SEMIONE 短尺ドライバー
そして100を切ったら、飛距離にもっと欲が出てくるので通常の長さのドライバーを使う。
ここで大切なのが、短尺ドライバーより総重量を軽くすること。
じゃないと、逆に振りづらくなって逆効果となってしまう。
ヘッドスピードが格段に上がり、ゴルフがもっと楽しくなってきます。
でもここがスコアが伸び悩むポイント。
飛ぶようになったけど、結局左右に球がぶれてしまい、
OBの数も増え100付近をうろちょろ。
ぜひおすすめしたのが、90を安定して切れるようになったら、
また短尺ドライバーに戻してください。
ミート率の大切さを再び感じることができるのと、
ボールの近くに立てるので自然とスイング自体がアップライトになり、
ボールをしっかりと捕まえることができるようになります。
これが70台を目指すゴルフには必修となります。
85を切れるようになれば、十分長尺を振れるスイングが身についているはずです。
力を入れなくても飛ばせることを知っているはずですから
長尺にしても、力みなくスイングできるのではないでしょうか?
レッスン書をみてあれこれ試すより、実際に短尺・長尺ドライバーを振って体感したほうがいいと思います。
ドライバーの「長さ」って、結構大事ですよ。